「50歳からのお金の不安」~残念な貧乏老人にならないためにも身につけたいお金の話~

人生100年時代の不安

平均寿命が伸び、いよいよ人生100年時代が目の前に迫って来た。
人生の折り返しを迎える50歳前後の方は特に不安があると思う。

私もその年代なので、相談をいただくことは多い。

以前のように60歳で退職して短いセカンドライフという時代ではない。
65歳まで雇用を義務付けが行われる企業もあるが、それを差し引いても30年以上の長い人生が残されている。

「生涯労働」ということもありうるだろう。

国に頼るか?それは無理な話だ。
日本という国は決して明るい未来が待っていない。

少子高齢化、人口減少、増える国の借金・・・・この国の未来に関することで明るいニュースはないといっていい。

「政治が悪い!」と言いたくなる気持ちはわかる。
こんな状態になるまで放置していた政治家には一端の責任があるだろう。

しかし、政治のせいにしても自分たちの未来が明るくなるわけではない。
結局、自分の人生の責任は自分で取らなくてはならない。
自分たちで備えなくてはならない。

ただ情報過多の時代、選択肢が多過ぎて何をすればいいかわからない。

そうした人をセミナーで数多く見てきた。

金融知識しい日本人。

大学を卒業して約30年、一貫してFPとして金融の最前線を全力で駆け抜けてきた。

人の悩みは大別すると2しかない。
「人間関係」「お金」の2つである。

そして日本では幼い頃から道徳やらなんやら「人間関係」に対する教育は行ってきたが「お金」に対する教育はされてこなかった。

そのため日本人は総じて金融知識が乏しい。

その理由は
「お金は不浄なものだ。」
「お金の話をするのはよくない。」
「お金は重要でない。」
といった価値観が根底にあるのだろう。


しかし、実際に多くの方の人生に触れてみると
「お金がない人ほどお金にこだわっている」
といった事実だ。

お金に対する価値観はどうあれ、生活インフラとして日々の生活でお金に対する知識は必須なのだ。
これを知らずして人生を送ることはできない。

結局、お金について勉強しない人はお金のことで困るのだ。

ここでお金の方程式を書いておく

資産形成=(収入-支出)+(資産×運用利回り)

多くの人が
収入ばかり上げることを考え、支出を抑えないし、
支出を抑えることばかりを考え、投資をしないし、
そしてどういった商品に投資をすればいいのかわからない。

まさに目を覆いたくなるような惨状である。

の「ぎ方」「し方」「使い方」

本業以外、収入がない人がほとんどではないだろうか。

会社に従い、会社の言うことに忠実に従ってきた。それは今までの時代であれば正解であった。

しかし、今の時代はどうだろうか。

AI(人工知能)が台頭し、何十年もしないうちに現在存在する仕事の半分近くは失われるという。
そしてなくなる仕事の代表格がホワイトカラーの人々の仕事である。

定型化しやすい仕事ーこれこそが一番AIが得意とする分野である。
今まで会社の言う通り忠実にこなしていた人こそが皮肉にも今後最も仕事を失う可能性が高いのだ。

1つの仕事に絞ること自体がリスクとなる時代がすぐそこまで来ている

そういったことを考えると収入の窓口(手段)を3つ以上にすることが望ましい。
そしてそれは決して大それたものでなくて良い、場合によっては趣味の延長線上なんかでもいい。

収入の窓口が3つあると生活はかなり安定する。
よほど領域が近くなければ収入の1つがダメになっても他の1つで代替が効くからだ。
蓄えはどのくらいあるだろうか。 実は年収1,000万円前後の人でも貯金がほとんどない人は多い。

なぜならこのくらいの年収の人は
・住宅ローン
・教育費
・交際費

が大きくかかってくるからだ。

そしてそこまで現状の生活にそこまで不満もないため動き出すことができない。
いわば茹でガエル状態である。

Cash is King
と言う言葉があるように現金は強い。

いざという時に非常に役に立つ。

ではいくら貯めればいいのか。
そしてこれも明確な数値として1,000万円以上としておく。

それは「使い方」で示したい。
収入、支出の次に来るものとして投資がある。
そしてこの投資に失敗して人生が狂う人がとてつもなく多い。

今まで数多くの投資が成功/失敗を見てきた。
そしてそれには一定の傾向があることに気づいた。

投資の仕方

それは「堅実な投資ができるかどうか」である。

余裕がない人は「一発逆転の投資」に走りやすい
最近、ニュースになってる「かぼちゃの馬車」はこの典型的な例である。

元手もないのに高額なリターンが得られる話は相当怪しい、そして何より相当なリスクを伴う。
10倍になるかもしれない話は1/10になるかもしれないのだ。

場合によってはかぼちゃの場所のように多額の借金を背負うこともあるだろう。
切羽詰まった人ほど変な投資話にひっかかり残酷な貧乏老人への道をあゆみやすい。

保険、投資信託、不動産、仮想通貨

この4つの投資話はゴマンとあるが、どれも本質的な投資ではなく投機といってもいいくらい怪しい広告が出回っている。

投資はギャンブルではない。きちんとその事業、資産が値上がりすることが期待できなければならない。

しかし、射幸心というかどうしても「短期間で資産が○倍」という広告に目がいき、結果ハイリスクな話に引っかかってしまう。

悪徳業者のいいカモである。富裕層の顧客を見てそんな話に飛びつく人は皆無である。
富裕層はリターンが大きいものが、リスクが大きいことも知っている。

ここで先に述べた1,000万円があればそこまでリスクを負わない堅実な金融商品を選ぶことができる。

目的を持ってない人々

お金は手段であり目的ではない。

このことがわかってない人も非常に多い。

お金は定量的に数値で表すことができるため、わかりやすい。
しかし、それは数値であって一つの尺度に過ぎないのだ。

本来であれば、自分・家族のライフプランに従って必要な金額が変わってくる。

それを考えずにただお金を貯めることは愚の骨頂である。
そもそも目的もないのに貯める意欲すら湧いてこないだろう。

私は毎年、自分の人生計画を見直している。
自分の母親、妻、娘たちのライフプランを考えている。

例としてあげるが
・母はあと10年で介護が必要になるのでその費用
・娘は大学院まで行く可能性があるから25歳まで教育費

をあらかじめ想定しておく必要がある。

なぜ計画が必要になるのか?

1年や2年といった短期で準備することは限られて来るが10年単位であれば準備できることは相当多くなってくるからだ。
投資1つとっても運用利回り7%で運用できれば10年で約2倍することも可能になってくる。

そういった意味でお金の目的を立てることもお金を貯めることも両輪として大事なのである。

計画はいわば登山でいえば地図のようなものだ。
いかに体力があっても地図がなければすぐに体力を使い果たしてしまう。

人生において体力はお金といってもいい。

お金をできるだけ効率的に使うために地図となる人生計画を立てる必要があるのだ。

最後に

お金に強い人になってほしい

これは私の長年の願いである。それには私の父が関係している。

私の父は私が大学4年生の時に自ら命を絶った。
代々続く商売人の家系で父は私が物心をつく頃からずっと働き、文字通りすべてを仕事に捧げた。

しかし、人の良い父はある時、借金の連帯保証人となり追い込まれて最後手段として自らの命で借金を返した。
熊本の田舎だったが葬儀にはたくさんの人が来てくれた。

真面目な父がなぜ・・・・それが私が金融に強い興味を抱くきっかけとなった。

人柄がいくら良くてもお金の知識がないと人は非常に困る。そしてFPという仕事の中でお金の知識があっても人生に目的がないとお金の奴隷になる。

そうした「お金の知識」「お金の目的」の礎を作るのが私の仕事である。

人生100年時代を迎えてより判断が難しくなった。
しかし、今すぐ準備すれば決して手遅れになることはない。

人生に遅すぎるということはない。
誰しも軌道修正は可能だ。

それがまだ40代や50代なら尚更である。

残りの人生が50-60年もあるならいくらでも対策ができる。

その対策の具体的な内容をセミナーで示したい。

概要

今回、日程は参加しやすいよう2日間用意した。

第1回目 9月25日(火)19:00~21:00
第2回目 10月1日(月)19:00~21:00

金額
5,400円(税込)
※懇親会あり(別途:当日支払い)

会場
PHP研究所東京本部
東京都江東区豊洲5-6-52
NBF豊洲キャナルフロント 11階
(懇親会あり)

1日目or2日目のみ参加

2日間とも参加

それでは会場でお会いしましょう。